買えなかった優良銘柄②(東宝)
東宝(9602)
2020年5月ころから値ごろ感を感じ、調査を開始しました。
同年8月には一時的に3,500円を割り、本格的に調べましたが、下記を理由に見送りました。
2021年5月時点では株価が+40%ほど大きく上昇し、買っておけば銘柄となっています・・。
+)日本の映画配給で圧倒的トップ企業
+)自社株買い及び消却を定期的に実施
+)営業利益率10%超
+)フリーキャッシュフロー利回り5%程度
+)優良不動産を多数保有し、含み益が大きい
-)阪急阪神東宝グループで、上位株主の意向が読みにくい
-)時価総額1兆円弱の大型株
-)景気循環株の特徴がややある
-)配当利回りが1%弱と低い
-)エンタメ業界は米国企業とぶつかるため、将来的に投資CF増加の懸念あり
魅力的な点は多数ありますが、特段映画の配給に詳しいわけではありません。
悔しいですが、自分の知る範囲にも良い銘柄が必ずありますので、我慢が大事と思っています。
買えなかった優良銘柄①(ブリヂストン)
ブリヂストン(5108)
2020年7月ころから値ごろ感を感じ、調査を開始しました。
同年8月には一時的に3,100円を割り、本格的に調べましたが、下記を理由に見送りました。
2021年5月時点では株価が大きく+50%ほど上昇し、買っておけば銘柄となっています。
同時期には、筆記具メーカー・パイロットコーポレーションへの投資を優先しましたが、答え合わせは数年後にしたいと思います。
+)オーナー株主
+)自社株買い及び消却を定期的に実施
+)営業利益率10%超
+)フリーキャッシュフロー利回り6-7%程度
+)2019年度配当利回り3%超
-)時価総額3兆円程度の大型株
-)景気循環株
➤景気循環を考慮すると、長期なら他に良い会社があるのでは
-)競合他社が強い(特にミシュランタイヤの利益率高い)
-)一時的ではあろうが、2020年配当を減配(2019年度:160円→2020年度:110円)
-)DXという言葉を多用しており、将来の投資CF増大などの不確実性あり
以上、ブリヂストンは買えなかった銘柄でしたが、結果的には自分がより理解できる銘柄へ投資できたと思っています。
ポートフォリオmemo(2021年5月末)
2021年5月末の銘柄数は10程度です。
Top3で評価額の50%を超えるようにしています。
運用総額:約10,500,000円(含み益率+14.0%)
内、現金:約 1,800,000円(現金比率18%)
5月のTOPIXは、5月13日を底に反転し、月初の水準まで回復しています。
個別で監視している銘柄には特に大きな動きは無かったです。
ただ買いたい銘柄の1つであった「セコム上信越(4342)」のTOBがリリースされました。
優良銘柄がそこそこの値段で売られていると思い、一度調べたことがありますが、地域的企業で継続的な成長が想像できずに買えませんでした。
TOB価格はかなりプレミアムが乗っているので、指をくわえてみるのみです・・。
今月は売買1銘柄あり。
■(売却)日本航空(9201)
ポートフォリオ比率は6%程度でした。
+)航空業界では営業利益率高い。
+)海外の航空業界内でもトップクラスの財務面
+)フリーキャッシュフロー利回りも5%程度見込める
上記のプラス部分を考慮し、2020年4月に購入。
ただし、2021年に入り増資を経て、時価総額は1兆円を突破。
損小利大を見込んでいたが、今後は損中利中になったと判断し売却しました。
-)増資を行い、時価総額が1兆円超えた。
➤業績が回復しても、配当や一株当たり利益がコロナ前まで戻るのに時間を要する。
-)購入時はPBRから割安感があったが、コロナ禍の赤字が大きいため、来年や再来年のPBRは上昇し、過年度から比べても割安でなくなる
-)株探などの人気銘柄ランキングにランクインしており、逆張りになっていないと感じる
以上、ありがとうございました。
米国株の調べ方
■参考にしているサイト
【Morningstar HP】
英語ですが、ティッカーを入力すると、銘柄の情報を見ることができます。
Morningstar | Empowering Investor Success
【モトリーフール・ジャパン】
更新頻度の高い米国株関連ニュースサイトです。
有益かつ無料なので、登録しています。
The Motley Fool Japan | モトリーフール・ジャパン
【ヤフーファイナンス(英語版)】
株価はヤフーでチェックしています。
Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News
日本株の開示情報については、株探で随時チェックしています。
一方、米国株はハードルが高いですね。馴染みのない企業も多いので、基本的には日本株を運用対象のメインにします。
ご参考になれば幸いです。
米株ウォルトディズニー(DIS)について
ウォルトディズニー(DIS)
昔にはバフェット銘柄であった優良銘柄。
2020年5月に取得しました。
当時の主なメモです。
■事業概要
+)圧倒的な消費者独占力(子供から大人まで、心の一部を所有している)
+)ディズニープラスが成長局面
-)パーク事業がコロナで苦戦
■決算など
+)持続的なEPS向上
+)営利率高い
-)コロナ禍で赤字
■株価
+)コロナ禍で下落
-)人気の米株
■上位株主
-)オーナー企業でない。ただし、米株で株主還元意識は高く、問題ないと判断。
アメイズ(6076)について
アメイズ(6076)
コロナでダメージを受けるが、回復していくであろう銘柄を探していました。
営利率の高さや事業の分かりやすさ、独特な出店戦略を有している一方、時価総額は安いと判断し、2020年後半に取得しました。
■事業概要
+)郊外のビジネスホテルで競合少ない
+)ジョイフルと親密
-)宿泊需要が回復しないと、売上は増えない
■決算など
+)FCFがプラスの年が多い
+)営利率高い
+)コロナ禍でもEPSプラスで着地し、固定費削減が進んでいる
■株価
+)福証銘柄のため、流動性が低く、人気がない
+)時価総額が100億台
+)株価が3年来底値圏
■上位株主
+)創業者又は創業者一族の企業が上位
-)ジョイフル創業者のため、もう資産拡大意欲が乏しいのでは
アサンテ(6073)について
アサンテ(6073)
以前から、営業利益率の高さや事業の分かりやすさに注目していました。
コロナによる影響はありますが、2020年後半に取得に踏み切りました。
■事業概要
+)シロアリ駆除がメイン(駆除のうち、継続的な売上あり)
+)単純で理解しやすい
+)シロアリは絶滅しない
-)競合と比べて、特に目立った強みがない(価格面など)
■決算など
+)FCFが継続的にプラス
+)営利率高い
■株価
+)競合より時価総額大きい
+)時価総額が100億台
+)株価が3年来底値圏
■上位株主
+)創業者又は創業者一族の企業が上位
-)上位株主の株式売出しプレスリリースあり
株探のプレスリリースでチャートを見るまで、株価下落に気付きませんでした。
定期的な銘柄チェックが大事だと思い知らされます。